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この項目では、シリーズ第1作の映画について説明しています。
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| バック・トゥ・ザ・フューチャー | |
|---|---|
| Back to the Future | |
| ファイル:Back to the Future film series logo.png | |
| 監督 | ロバート・ゼメキス |
| 脚本 |
ロバート・ゼメキス ボブ・ゲイル |
| 製作 |
ボブ・ゲイル ニール・カントン |
| 製作総指揮 |
スティーヴン・スピルバーグ キャスリーン・ケネディ フランク・マーシャル |
| 出演者 |
マイケル・J・フォックス クリストファー・ロイド |
| 音楽 | アラン・シルヴェストリ |
| 主題歌 |
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース 『The Power of Love』 |
| 撮影 | ディーン・カンディ |
| 編集 |
ハリー・ケラミダス アーサー・シュミット |
| 配給 |
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| 公開 |
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| 上映時間 | 116分 |
| 製作国 |
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| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $19,000,000[1] |
| 興行収入 |
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| 次作 | バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2 |
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(Back to the Future)とは、1985年のアメリカ映画。SF映画。略して『BTTF』『BTF』とも呼ばれる。『バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ』の一作目。公開当時全米で『フューチャー現象』と呼ばれるブームが生まれるほど大ヒットした。同年のアカデミー賞では音響効果賞を受賞。続編に『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989年)、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(1990年)がある。
あらすじ[]
デロリアンDMC-12
プルトニウムのケース
ヒルバレー裁判所の時計台
1985年のカリフォルニア州ヒルバレーに住むロックとペプシコーラが大好きな高校生マーティ・マクフライは、科学者である親友のエメット・ブラウン博士(通称ドク)を手伝って、深夜のショッピングモール「ツインパインズ・モール」の駐車場にて、スポーツタイプの乗用車デロリアンDMC-12を改造してドクが開発したタイムマシンの実験をする。
ドクの愛犬アインシュタインを乗せたデロリアンを1分後の未来にタイムトラベルさせる実験は成功したが、タイムマシンの燃料であるプルトニウムを調達するためにドクが騙したリビアの過激派の襲撃に遭い、ドクは機関銃の凶弾に倒れてしまう。同じく命を狙われたマーティはとっさにタイムマシンに乗ってモールの駐車場内を逃走するが、シフトレバーを動かす際に肘で次元転移装置のスイッチを入れてしまった為、30年前の1955年にタイムスリップしてしまう。
1985年に戻ろうとするマーティだったが、タイムマシンは燃料のプルトニウムを使い果たしてしまった為、タイムスリップすることが出来なくなっていた。そこでマーティは1955年のドクと会い、未来に帰る手助けをしてもらうことにした。最初は疑念の目を向けるドクだったが、マーティが持っていたJVC製ビデオカメラに残っていたタイムトラベル理論を思いついたきっかけなど、当時の自分しか知らないはずの事情をマーティが知っていたことから彼を信じ、数日後にヒルバレー裁判所の時計台に落ちる予定の雷(マーティーがたまたま1985年から持ってきたチラシにこのことが書いてあった)の発生させる電力を利用しタイムマシンを稼動させる算段を立てる。
しかし、もう一つ大きな問題があった。この年はマーティの父・ジョージと母・ロレインが結婚のきっかけを得た年であったが、ふとした事から若きロレインはマーティに恋をしてしまった。このままでは父と母が結婚せずマーティが生まれなかったことになってしまい、存在が消滅してしまう。
落雷当日に行われたプロムで、臆病者のジョージが不良のビフ・タネンを退けてロレインとキスをする手助けをしたマーティは、かろうじて自身の消滅を免れ、時計台に落雷する時間ギリギリにデロリアンに乗り込み、ドクの命がけの助力で「1985年のドクが銃撃される直前の時間」への帰還に成功する。
すぐに現場に駆けつけたマーティだったが、あと一歩及ばずドクはまたも過激派の銃撃を受けてしまった。その場に泣き崩れるマーティだったが、彼の目の前でドクはゆっくりと起き上がる。1955年から帰還する直前にマーティが残した手紙で、自分が銃撃される未来を知っていたドクは防弾対策を施していたのだった。ドクとの再会を喜んだ後に自宅に戻ったマーティは自宅が裕福になっていたことに驚く。1955年にマーティの介入によってビフを倒したジョージは臆病な性格を改善し、小説家として大成していたのだった。
そんなマーティの目の前に、再びドクがデロリアンに乗って現れる。未来で重大なトラブルが起こったので、解決のために同行して欲しいというのである。マーティと、その場に居合わせたガールフレンドのジェニファーを乗せ、生ゴミをリサイクルする動力源にして動くように改良されたデロリアンは空を飛んで未来へと向かうのだった。
キャスト[]
詳細はバック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズの登場人物を参照
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |||
|---|---|---|---|---|---|
| ソフト版 | テレビ朝日版 | フジテレビ版 | BSジャパン版[3][4] | ||
| マーティ・マクフライ (Marty McFly) |
マイケル・J・フォックス | 山寺宏一 | 三ツ矢雄二 | 織田裕二 | 宮川一朗太 |
| エメット・ブラウン博士(ドク) (Dr. Emmett "Doc" L. Brown) |
クリストファー・ロイド | 青野武 | 穂積隆信 | 三宅裕司 | 山寺宏一 |
| ビフ・タネン (Biff Tannen) |
トーマス・F・ウィルソン | 谷口節 | 玄田哲章 | 島香裕 | 新垣樽助 |
| ロレイン・ベインズ・マクフライ (Lorraine Baines McFly) |
リー・トンプソン | 佐々木優子 | 高島雅羅 | 佐々木優子 | 小林沙苗 |
| ジョージ・マクフライ (George McFly) |
クリスピン・グローヴァー | 富山敬 | 古川登志夫 | 富山敬 | 加瀬康之 |
| ジェニファー・パーカー (Jennifer Parker) |
クローディア・ウェルズ | 勝生真沙子 | 佐々木優子 | 坂本千夏 | 白石涼子 |
| ジェラルド・ストリックランド (Mr. Gerald Strickland) |
ジェームズ・トールカン | 大木民夫 | 池田勝 | 筈見純 | 青山穣 |
| リンダ・マクフライ (Linda McFly) |
ウェンディ・ジョー・スパーバー | 亀井芳子 | 滝沢ロコ | さとうあい | 冠野智美 |
| デイヴィッド・マクフライ (David McFly) |
マーク・マクルーア | 星野充昭 | 幹本雄之 | 江原正士 | 佐藤せつじ |
| スキンヘッド (Skinhead) |
J・J・コーエン | 二又一成 | |||
| 3-D | ケイシー・シーマツコ | 大塚芳忠 | 千田光男 | ||
| マッチ (Match) |
ビリー・ゼイン | 野沢聡 | |||
| ゴールディー・ウィルソン (Mayer Goldie Wilson) |
ドナルド・フュリラブ | 中尾隆聖 | 石丸博也 | 川田紳司 | |
| ルー (Louis "Lou" Caruthers) |
ノーマン・アルデン | 上田敏也 | 亀井三郎 | 仲野裕 | |
| サム・ベインズ (Samuel Banes) |
ジョージ・ディセンゾ | 池田勝 | 石森達幸 | 鈴木琢磨 | |
| ステラ・ベインズ (Stella Baines) |
フランシス・リー・マッケイン | 小林優子 | |||
| マーヴィン・ベリー (Marvin Berry) |
ハリー・ウォーターズ・Jr | 石丸博也 | 笹岡繁蔵 | 渡部猛 | あべそういち |
| オーティス・ピーボディ (Otis Peabody) |
ウィル・ヘア | 田口昴 | 郷里大輔 | 堀越富三郎 | |
| 見物人 (Bystander #1) |
サチ・パーカー | ||||
| 教師 | ヒューイ・ルイス(特別出演) | 大塚明夫 | 郷里大輔 | ||
| その他 | 沢田敏子 片岡富枝 加藤正之 秋元羊介 滝沢ロコ 古田信幸 小野健一 辻親八 吉田美保 小形満 |
山田礼子 矢野陽子 亀井三郎 浅井淑子 浪川大輔 片岡富枝 小室正幸 辻親八 |
矢野陽子 亀井三郎 石森達幸 山口健 片岡富枝 広瀬正志 千田光男 |
野村須磨子 野一祐子 矢野亜沙美 丸田光 松島昭浩 永川友里 中村章吾 伊東健人 村田太志 森千晃 | |
| 演出 | 伊達康将 | 左近允洋 | 向山宏志 | ||
| 翻訳 | 島伸三 | たかしまちせこ | 額田やえ子 | たかしまちせこ | |
| 調整 | 飯塚秀保 | 重光秀樹 | |||
| 選曲 | 東上別符精 | ||||
| 効果 | PAG | 桜井俊哉 | |||
| 担当 | 圓井一夫 | 山形淳二 | 別府憲治 宮地奈緒 | ||
| プロデューサー | 遠藤幸子 久保一郎 | ||||
| 解説 | 淀川長治 | 高島忠夫 | |||
| 制作 | 東北新社 | グロービジョン | HALF H・P STUDIO BSジャパン | ||
| 初回放送 | 1989年2月5日 『日曜洋画劇場』 本編ノーカット |
1990年4月7日 『ゴールデン洋画劇場』 |
2014年8月8日 『シネマクラッシュ金曜名画座』 19:50-21:54 | ||
- ソフト版:VHS・LD・DVD・BD収録。
- CS放送のディズニーXDでもこのバージョンをノーカット放送。
- テレビ朝日版:テレビ朝日開局30周年特別企画。
- 2008年12月19日にユニバーサルの「思い出の復刻版DVD」シリーズ第一弾としてこの吹替版が収録されたDVDが発売され、2010年10月26日発売のブルーレイ版にも収録された。(ブルーレイ版はDTS5.1chサラウンド版にソフト版吹替、2.0chモノラル版にテレビ朝日版吹替が充てられている。)吹替版製作はテレビ朝日版が最初である。
- 日本テレビ、TBS、テレビ東京でもこのバージョンを放送。
- フジテレビ版:初回放送時の予告編で主演の二人は(織田裕二と三宅裕司にかけて)WユウジとPRされていた。
- BSジャパン版:多くのマイケル・J・フォックス出演作を吹き替えている宮川一朗太は、長年本作で吹き替え担当になったことがなく、宮川は自身のブログで「一度マーティの吹き替えをやらせてほしい」と告白していた。2014年(平成26年)4月12日放送のラジオ番組「日曜シネマテーク」では、本作紹介を宮川が担当し、「これを演らなければ死ぬに死ねないほど心残り」とも語っていた[5]。その後ついに宿願叶い、2014年(平成26年)8月8日にBSジャパンで放映される際に、宮川がマイケルを担当することになった[3]。一方、ソフト版でマーティを演じた山寺宏一は相手役のブラウン博士を演じている。
スタッフ[]
- 監督:ロバート・ゼメキス
- 製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、キャスリーン・ケネディ、フランク・マーシャル
- 製作:ボブ・ゲイル、ニール・カントン
- 脚本:ロバート・ゼメキス、ボブ・ゲイル
- 音楽:アラン・シルヴェストリ
- 撮影:ディーン・カンディ
- 編集:ハリー・ケラミダス、アーサー・シュミット
- 主題歌:ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース「パワー・オブ・ラヴ」
- SFX:インダストリアル・ライト&マジック
- SFXスーパーバイザー:ケン・ローストン
作品解説[]
VFXの登場前に作られた作品であるためCGは使われておらず、特殊撮影には光学合成が使われている。
資金[]
当初のクライマックスは核実験場に行き、核爆発を利用してタイムスリップをする予定であったが、100万ドルの撮影費用が必要と試算され、予算の都合から断念された。その後、新しいアイディアを思いつき公開版のシーンになったが、結果として格段に良くなったと脚本を担当したボブ・ゲイルは語っている[6]。
出演者交代[]
マーティ役は元々マイケル・J・フォックスが候補に挙げられていたが、当時フォックスはテレビドラマ『ファミリータイズ』のレギュラーを持っていたためスケジュールが合わず(エージェントは優れた脚本に対し「彼にオファーしないでくれ。彼はこの映画を大変気に入るだろうが、出演はできないことは確実なので、私が彼に一生恨まれる」と言った)、彼へのオファーは断念され代わりにエリック・ストルツが起用される。また、マーティ役がストルツに決まるまで時間がかかり何度も撮影延期され、ようやく撮影が開始される頃、ジェニファー役のクローディア・ウェルズはスケジュールが合わなくなり、代わりのジェニファー役にメロラ・ハーディンが起用された。
しかしストルツはドクとの掛け合いでの違和感などの理由から撮影開始から6週間で降板させられ、『ファミリータイズ』のプロデューサーに掛け持ちを打診したところ「マイケルが“イエス”と言えば出させてもいい。ただし、ドラマの撮影の方を優先する」との条件で了解が得られ、最終的にはフォックスに落ち着いた。さらに、ハーディンはフォックスよりも身長が高かったため、二人のバランスが合わないことが原因で降板、フォックスが撮影に合流する頃にはウェルズのスケジュールも再び合わせることが可能であったため、ウェルズがジェニファー役に復帰した。
当時のフォックスは朝6時に起きてドラマの撮影、夜は映画の撮影で自宅に戻れたのは深夜2時を回っているのがザラだったという。
なお、ストルツの映像部分は5週間で全体の3分の1ほどを撮り終えていた為に映像が残っていたが、脚本のボブ・ゲイルはDVD版発売時のインタビュー(映画雑誌『プレミア日本版』2003年1月号掲載)で「もう過去のことだし、エリックにも自分達にも格好いいものではないから」との理由でDVDへの収録は見送っていた。 しかし、2010年10月26日発売のブルーレイ版には、新たな映像特典としてその一部が収録されることとなった。
またビフ役には当初、スキンヘッド役のJ.J.コーエンが当てられていた。しかし、マーティ役に長身のストルツが起用されたため、ストルツよりもさらに大きいトーマス・F・ウィルソンが起用された。その後、ストルツは降板し、フォックスがマーティ役となったため、約30センチほどの身長差が生じる結果となった。スタッフは「最初からマイケルに決まっていたらトーマスの起用はなかっただろう」と述べている。
カメオ出演[]
主題歌『The Power of Love』を歌うヒューイ・ルイスが、序盤のオーディションのシーンで拡声器を持って「もういい、音が大きすぎる」と言う審査員役でカメオ出演している(ただしノンクレジット)。ヒューイは、「こんな姿がMTVに晒されたら僕はおしまいだ。映画に出て以来、落ちぶれたって言われるよ」と、ジョークを飛ばした。
なおこのときの「音が大きすぎる」は、ヒューイ自身が『We Are the World』のレコーディング時に、プロデューサーから「声が大きすぎる」と、注意を受けているメイキングビデオからのパロディである。
デロリアン(タイムマシン)[]
作品内に登場するデロリアン (タイムマシン)の車内にあるタイムサーキット
ドクことエメット・ブラウン博士が、アメリカのデロリアン社が発売したDMC-12を改造して開発したタイムマシン。タイムトラベルの核となる次元転移装置(フラックス・キャパシター)を始めとする装置が車内にぎっしりと詰め込まれており、ボディもコードやホース類で囲まれている。
リアハッチのガラス窓も取り払われ、原子炉やミスター・フュージョンなどといった、タイムトラベルに必要な莫大なエネルギーを賄う発電装置と、それに関わる様々な機器が所狭しと詰め込まれている。これらの配線・配管や内部機器・発電装置は、作品ごとに若干変化する。初めてのタイムトラベルはドクの愛犬であるアインシュタインを乗せて、1分後の未来へタイムトラベルする実験を行ったのが最初である。
バック・トゥ・ザ・フューチャー2の飛行シーンでは、DMC-12の車体底面も大幅に改造され、電飾が点滅するギミックが仕込まれていることがわかるが、どのような目的の機構かは触れられていない。
詳細はデロリアン (タイムマシン)を参照
変更要求[]
テンプレート:未検証 当時のユニバーサルの社長は母親の名前の変更(当時はメグという名前だった)、ドクのペットの変更(猿から犬へ)、ビフの苗字の変更、タイトルの変更を求めた。ゼメキスやゲイルは母親の名前を彼の妻のロレインに変更、ペットを犬に変え、ビフの苗字は社長の名前タネンに変更(当てつけ)したが、タイトルの変更は阻止した。しかし社長はタイトルを本気で変更しようと「Spaceman from Pluto(冥王星から来た宇宙人)」という改題提案を送り、困った制作陣はスピルバーグに相談。スピルバーグは社長に「面白いジョークをありがとう。朝からみんな笑って撮影現場に活気が生まれた」と返事をした。社長はそれっきりタイトルの話はしなかったという。
続編[]
元々は第1作のみで完結するものとして製作されたが、1987年に本作がビデオソフト化された際に、ラストシーンに「TO BE CONTINUED…(つづく)」という劇場公開時にはなかったテロップが入れられた。このテロップの本意は、「マーティ達登場人物の人生の旅(冒険)はこれからも続く」という意味も含まれたジョークだったのだが、これを見た人たちによる続編製作希望の問い合わせが殺到したため、急遽シリーズ化された。
マイケル・J・フォックスも、リリースされたビデオを初めて見た際にこのテロップを見て驚いた一人で、「エージェントに電話しようかと思った」と語っている。続編の製作が決まった際、当初は続編1作のみを製作する予定だった。しかし、監督のロバート・ゼメキスが共同脚本のボブ・ゲイルと構想を練るうちにいろいろといいアイデアが出てきたため、それを約2時間の枠に収めると内容が半減してしまうことから、さらに1作増やし続編2作になった。
その他[]
テンプレート:雑多な内容の箇条書き
ストーリー関連[]
(ストーリー順に列挙)
- 冒頭の時計がたくさん並んでいる場面は「タイム・マシン 80万年後の世界へ」のオマージュ。
- マーティの下校時に選挙カーが走っている時に流れている曲は「ワシントン・ポスト」。
- ドクがマーティを呼び出したアーケードは「TWIN PINES MALL」。当時その場所はドク曰く「見渡す限りの畑だった。地主のピーボディ老人は変わり者で松の木を栽培していた」。しかし、タイムスリップしたマーティがデロリアンで畑の松を一本轢き倒してしまい、タイム・パラドックスによってマーティが帰還した未来では「LONE PINE MALL」となっている。
- マーティがリビア人に発砲を受け、デロリアンに飛び乗るシーンはエリック・ストルツの映像を使用している。
- マーティが1955年にタイムスリップしてヒルバレーの町にやってきた際、ガソリンスタンドに入った車を複数の店員が清掃・点検する様子を彼は興味深げに見ていたが、これは1985年当時のアメリカではすでにガソリンスタンドはセルフサービスが一般的だったからである(日本では1998年の消防法改正まで、セルフ式スタンドは禁止されていた)。
- マーティが車にはねられるはずだったジョージを助けてロレインの家に運び込まれた際、ロレインはマーティが履いていたパンツに書かれたブランド名を彼の名前だと思い込んで「カルバン・クライン(日本語訳ではカルビン・クレイン)」と呼ぶ。彼は自身の名前が「マーティ」であると言ったが、その後もロレインは「カルバン・マーティ・クライン」と誤解していたようである。下着でさえ持ち物に名前を書くアメリカ人の習慣も影響している。なお、カルバン・クライン社が設立されたのは1968年のことで、カルバン・クラインというブランドは当時のヨーロッパではあまり知られていなかったため、この場面が各国で翻訳された際には、イタリアやスペインでは「リーバイ・ストラウス」、フランスでは「ピエール・カルダン」にそれぞれ変えられた。
- 当初のマクフライ家の車はシボレー・ノバだったが、過去から戻ってきた時にはBMW・7シリーズとトヨタ・ハイラックスに変わっていた。
- タイムスリップに必要な電力は1.21ジゴワットと言っているが、これは共同脚本家のボブ・ゲイルのミス。本来 "gigawatt"(ギガワット)と書くべきこの単語の綴りを、ボブは "jigowatt" だと信じ込んでおり脚本にもそう書いてしまった、とDVDのコメンタリで認めている。小説版では正しく「ギガワット」になっている。今でこそ、コンピュータの分野を中心に「ギガ」という単位は広く知られているが、映画製作当時は、まだそのような大きな単位への馴染みが一般には薄かった。
- 放射線防護服で宇宙人に紛したマーティがジョージの家に侵入し、アイワのポータブルオーディオを使い、ロック音楽で拷問を加えるシーンで出てきたテープには、バンド名である“ヴァン・ヘイレン”ではなく“エドワード・ヴァン・ヘイレン”と書かれている。エドワード以外のメンバーがバンド名の使用を承諾しなかったため、個人名である『エドワード・ヴァン・ヘイレン』の名前が使われた。ただし「エドワード」の文字だけカセットテープのインデックスには小さく書かれているため、パッと見は「ヴァン・ヘイレン」と書かれているようにしか見えない。
- マーティがヒルバレーでビフとその子分たちに車で追い回された際、マーティは子供が使用していた木製のキックスクーターを借りてハンドル部分を取り外し、スケートボードのように使用して追跡から逃れようとした。これはスケートボードの原型がキックスクーターのハンドルを取り外した物であるという説に則っている。なお、スケートボードが本格的に流行し始めたのは1960年代以降である。
- 魅惑の深海パーティーで指を負傷したギタリスト、マーヴィン・ベリーの代理としてマーティがギターを演奏し、その後のアンコールで「ジョニー・B.グッド」を歌った際、それを聴いたマーヴィンが「新しい音楽を探していた」従兄弟のチャック・ベリーに電話してマーティの演奏を聴かせた。つまりこれによってロック・アンド・ロールが誕生した、というタイムパラドックスを絡めたジョークである。ジョニー・B.グッドはチャック・ベリーの代表曲であり、シングルとして発売されたのは作品の舞台から3年後の1958年である。途中ヒートアップしたマーティがザ・ベンチャーズのクロマティック・ラン奏法(いわゆる“テケテケ”)やピート・タウンゼントのウインドミル奏法、ジミ・ヘンドリックスの背面弾き、エドワード・ヴァン・ヘイレンのライトハンド奏法など、1955年以降に流行する演奏スタイルを披露してしまったため、引いてしまったバンドメンバーや困惑した観客に向かって「みんなにはまだ早かった」「君たちの子供はきっと気に入る」と言っている。また、このシーンで使われているエレキギターである『ギブソン・ES-345』は、1955年当時はまだ発売されていなかった(発売開始は1959年)。当時のギブソンはエレキでもフルアコのギターが多く、『ギブソン・レスポール』は1955年当時には既に発売されていたが、まだシングルコイルピックアップのものしか発売されてなかった。
ストーリー以外[]
- 2006年に『Looking Back At The Future』という関連作品が公開された。これは関係者のインタビューを集めたもの。
- 「ジョニー・B.グッド」の演奏シーンでマーティは“ロ調で”と指示するが実際に演奏された調は変ロ調である。しかし運指はロ調で行われている。
- 30年前の世界との変化を表現するため、ロゴデザインが変更された会社と契約を結んだ。テキサコやペプシはその典型である。
- 2007年に放送されたマイクロソフトのCMにBTTFをモチーフにした作品があり、クリストファー・ロイドが再びドク役をつとめていた。また、おなじみのパターンや、映画版と少し異なるデロリアンが登場している。
- 2010年10月14日から、アメリカのSpike TVが同年10月19日夜に放送するスクリーム・アワード授賞式特番2010の"Special Tribute"として49歳のマイケル・J・フォックス本人がデロリアンに乗車するCMを放送していた[7]。このCMの内容は、25年前に劇場で公開された「パート1」の予告編の映像を再現したものである。
- テレビ用にマーティの台詞「asshole or something?」の部分が「idiot or something?」に変えられたものも撮影され、テレビではこちらの台詞のカットが使用されている。また、エンディングには「To be continued」が加えられて、劇中のフッテージにエンディングロールが加えられ、『バック・イン・タイム』がフェードアウトすると同時にアンブリン社のロゴが出て終了するという編集がテレビ用に制作されている。日本国内ではこのバージョンのエンドを「思い出の復刻版」のテレビ吹き替えディスクで観ることができる。
小説版との相違[]
シリーズ3作ともノベライゼーションがあるが、パート1のものだけ50ページほど長く、映画版に無いシーンも多い。日本語版は新潮社から出版。
映画版になかったエピソード[]
- ジョージはデール・カーネギーの『人を動かす』を読んで一念発起して明るく振る舞おうとしたが、その結果は初対面のビフからサブマリン・サンドウィッチを顔にぶつけられただけだった。さらに女の子たちの評価は「いけすかない男」から「偽善的でいけすかない男」に格下げされ、両親にすら不審に思われた(p220)。
- ジョージが小学校の頃、友人のビリー・ストックハウゼンがガキ大将に殴られた。カッとなったジョージはガキ大将の胸倉をつかみ殴ろうとしたが、殴ることができなかった。あのとき殴れていたらどうなっていただろうかと、35年もたった現在(1985年)までジョージはずっと考え続けていた(p47)。マーティの介入した1955年でビフに殴りかかるとき、この件が頭をよぎったのは言うまでもない(p289)。
映画版との差異[]
- 冒頭、ドクの研究所に行き、そこで夜の実験の電話をもらうが、小説版ではマーティの学校にドクから電話が来る。
- マーティが遅刻するシーンはなく、上述のドクからの電話の時、ストリックランド教頭先生が電話の内容を盗み聞きしており私用の電話だったことからマーティを問いつめていると、持ってきてはいけないウォークマンが見つかり、居残りを命じられる。居残りの部屋ではウォークマンがストリックランド先生によって万力で締め付けられ壊される。その際、映写機のレンズ、マッチ、ガムを利用して煙を起こし、スプリンクラーを作動させ、誰かのスケボーを奪いオーディション会場に行く。
- 映画では、マーティは1955年のドクに、「トイレで滑って転び、便器で頭を打った時に次元転移装置を思いついた」という1985年のドクから聞いた話をして信じてもらうが、小説版ではドクが「トイレに入っている所を覗き見された」と思い込んで信じてもらえず、追い出されてしまう。その後、マーティはデロリアンを走らせても目立たない真夜中まで待ち、直接研究所にデロリアンを持って行き実物を見せてやっと信じてもらう。そのため、1955年のドクと「リヨンエステーツ建設現場」(マーティがデロリアンを隠した場所)に行くシーンはない。映画ではデロリアンを団地の看板広告の裏に隠していたが、小説版では既に完成しているモデルハウス(1985年のマーティの家と同じ家)のガレージを未来から持ってきた鍵を使って開け、そこに隠していた。脚本上は小説と同じようにモデルハウスが建っている予定だったが、新しい家のセットを建てるにはコストがかかりすぎるため、看板だけになった経緯がある。
- ドクの研究室のシーンは、映画ではいきなりマーティが録画したタイムマシンの実験のビデオを見るシーンとなるが、小説版ではマーティがビデオカメラとテレビを接続している間、ドクが1985年の自分の持ち物(ヘアドライヤー、木綿の下着、雑誌の「プレイボーイ」)をチェックするシーンがある(このシーンは実際に撮影されたが公開時にはカットされており、DVDの特典で未公開シーンとして見ることができる)。
- また、ドクに「今日(1955年11月5日)という日とどんな関わりをもったのか」と聞かれたマーティは、「夜まで映画館で時間をつぶしていたが、料金の50セントが歴史に影響するとは思えない」と答えている。それを聞いたドクは、「もし本来この時代にいないはずのマーティが映画館に行ったために、その映画館の売り上げに変化が生じ、映画館が存続するか否かで本来は存続しなかったのに、マーティ分の50セントの売り上げで存続になったとしたら、さらにもしその映画館が後に火事にでもなって、逃げ遅れた人の中に将来の合衆国大統領になるべく運命づけられている若者がいて、もしその火事で死んだとしたら、歴史を改変することになる」と、些細な事でもタイムパラドックスが起こりうる危険性を説明している。
- プロム「魅惑の深海パーティー」でジョージがビフを殴り倒すシーン。映画では、飲み物を飲んでいたジョージが時計を見て慌ててマーティの所に行っているが、小説版では、トイレに行ったらディクソン(後にダンスパーティでジョージからロレインを横取りする人物)らが煙草を吸っており、入ってきたジョージをストリックランドと勘違いし、慌てて吸っていた煙草を捨てる。そのため、トイレの個室にしばらく閉じこめられる羽目になり、20分後に本物のストリックランドがやってきて解放される。その後、慌ててマーティの所に向かうと、ビフがロレインに乱暴しているシーンとつながる。映画では、小説版とは経緯が若干異なり、前述の通りジョージが時計を見て慌てていたのは自分の腕時計が遅れていたためであり、校内の電話ブースから交換手に電話して時刻を尋ねている時にディクソンによって電話ブースに閉じ込められるシーンとなっている。このシーンは実際に撮影されたが、結果的にカットされた。
- 1985年に戻ったシーンで映画では、「ローンパインショッピングモール」の看板が写るのみだが、小説版では、マーティが最初にいた1985年では、「ツインパインズ・ショッピングモール」だったのだが、1955年に松を一本倒したため、名前が変わったとドクに説明していた。また、過激派の襲撃の後、マーティとドクが動かなくなった(エンジンがかからなくなった)デロリアンの元に行くシーンがあり、ドクがダッシュボードの下にある隠しスイッチをパチンと入れると、デロリアンは何事もなかったかのように息を吹き返している。
影響[]
アメリカ合衆国第40代大統領のロナルド・レーガンは1986年年頭の一般教書演説で、パート1のドクのラストのセリフを引用して次のように述べている。 テンプレート:Quotation
1955年のドクに出会ったマーティが、「1985年のアメリカ合衆国大統領は(1955年当時は俳優であった)ロナルド・レーガンだ」と言ったのを、ドクが「俳優の? じゃあ副大統領はジェリー・ルイスか? ファーストレディはジェーン・ワイマン[8]か?」などと馬鹿にして信じない場面がある(実際の副大統領はジョージ・H・W・ブッシュ、ファーストレディはナンシー・デイビス)。「レーガン批判」だという人もいたが、当のレーガンはこの場面をとても気に入り、この場面を巻き戻させたという[9]。
映像ソフト[]
VHS[]
- コレクターズセット バック・トゥ・ザ・フューチャー トリロジー
- 1992年3月発売。
LD-BOX[]
- コレクターズセット バック・トゥ・ザ・フューチャー トリロジー
- 1993年3月発売。全3作とメイキングビデオ『バック・トゥ・ザ・フューチャーの秘密』を加えた4枚組。
DVD-BOX[]
- バック・トゥ・ザ・フューチャー トリロジー・ボックスセット
- 2002年9月27日に初発売された、全3作を収録したデジパック仕様の3枚組DVD-BOX。パッケージ素材に虹色の光沢がついている(キラキラアウターケース)。初回限定生産。3部作の単品の同時発売も当初発表されていたが後に中止(しかし3部作の単品の発売自体は結局、後年になって実現する)。2003年にパッケージの光沢をなくして再発売される。
- PART2、PART3の映像は、画角がオリジナルとは異なったものが収録されている。ただし希望者にはオリジナルの画角で収録されたディスクへの交換が発売元により行われている。
- バック・トゥ・ザ・フューチャー 20th アニバーサリーBOX
- 2005年発売。それまでの3作品のDVD(※)に加え新たな特典ディスク1枚の4枚組デジパック仕様BOX。さらに特典として、「OUTATIME」のナンバープレートの復刻版、PART2ラストで1885年に飛ばされたドクからマーティに宛てた手紙のレプリカ、デロリアンのペーパークラフト、スペシャル・バージョンのキューブリック3体、ポストカード6枚等が同梱されている。
- ※各ディスク音声、特典映像に差異はないが、PART1に収録されていた字幕特典「秘密の扉」のアニメーテッド字幕を省略。またPART2、PART3の画角がオリジナルバージョンで収録されている。
- バック・トゥ・ザ・フューチャー DVDコレクターズBOX
- 2008年発売。単品発売されている3作とアニバーサリーBOXの特典ディスクを収録した、トールケース3本・4枚組(特典ディスクはPART3のケース内)仕様のBOX。
BD-BOX[]
- バック・トゥ・ザ・フューチャー 25thアニバーサリー Blu-ray BOX
- 2010年10月26日(劇中で初めてタイムトラベルが行われた月日)発売。日本語吹き替え音声を通常のソフト版とテレビ朝日系列「日曜洋画劇場」放映版の2種類収録しているほか、エリック・ストルツ出演シーンなどの初出映像を含む特典映像を収録している。2010年内生産分のみブックレット封入、デジパック・キラキラアウターケース仕様。なお、このボックスは欧米や英国などでも発売されているが、どの国の物にも日本語吹き替え(2種)と日本語字幕が収録されており、再生するプレーヤーの地域(国)に合わせてメニュー画面の字幕設定の最上段がその国の文字になるよう作られている(ディスク内容は世界共通仕様になっている)。また、本来Blu-rayのリージョンコードが日本と異なる英国版でも、日本国内のプレーヤーで再生可能である(欧米は日本と共通のリージョンコード「A」であるが、英国は本来それと異なるリージョンコード「B」を使用している)。
- Blu-ray BOXの全世界同時発売を記念し、前日の25日(現地時間)、ニューヨークにてプレミアイベントが開催され、マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、リー・トンプソン、ロバート・ゼメキス監督らが出席した[10][11]。
DVD、BD単品[]
- DVD、Blu-ray共にボックス発売後、作品ごとの単品が発売されており、通常版や廉価版、各種キャンペーン適用品など、さまざまな形でリリースされている。
仕様[]
- 映画(公開時):カラー、ビスタサイズ、ドルビーサラウンド
- DVD:カラー、ビスタサイズ、ドルビーSR ドルビーデジタル
パチンコ・パチスロ[]
- パチンコ
- CRバック・トゥ・ザ・フューチャー(2003年、奥村遊機)
- CRバックトゥザフューチャー(2008年、サミー)
- パチスロ
- バックトゥザフューチャーα(2007年、タイヨー)
- バックトゥザフューチャーデラックス(2008年、ロデオ)
ユニバーサル・スタジオ[]
ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドで展示されているタイムマシン仕様のデロリアン・DMC-12
各ユニバーサル・スタジオには、映画をもとにした「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」というアトラクションがあるが、本国アメリカのユニバーサル・スタジオでは2007年3月限りで営業を終了しており、また日本でも2016年5月31日をもちクローズし、アトラクションが世界中でクローズした。ここではマーティは登場しないが、クリストファーがドクを、トーマスがビフを約10年ぶりに演じている。
詳細はバック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライドを参照
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 “Back to the Future Part (1985)” (英語). Box Office Mojo. 2010年4月11日閲覧。
- ↑ “歴代ランキング - CINEMAランキング通信” (2016年3月28日). 2016年5月7日閲覧。
- ↑ 3.0 3.1 “『バック・トゥ・ザ・フューチャー』宮川一朗太&山寺宏一が吹き替えで初共演!”. シネマトゥデイ. July 4, 2014閲覧。
- ↑ “バック・トゥ・ザ・フューチャー”. BSジャパン. July 18, 2014閲覧。
- ↑ 日曜シネマテーク「俳優・宮川一朗太さんが語るバック・トゥ・ザ・フューチャー」
- ↑ ブルーレイボックス版特典映像アーカイブ「特典三部作の秘密:第一章」より
- ↑ シネマトゥデイ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に49歳のマーティ!マイケル・J・フォックス再び!
- ↑ ジェーン・ワイマン:女優。レーガンの最初の妻で、1955年当時には既に離婚している。
- ↑ バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 DVD特典「三部作の秘密:第三章」より
- ↑ シネマトゥデイ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』プレミアイベントが開催!マイケル・J・フォックスらが登場
- ↑ バック・トゥ・ザ・フューチャーの豪華キャストが集結
関連項目[]
- 歴史改変SF
- デロリアン
外部リンク[]
- BACK TO THE FUTURE DVD公式サイト(英語)
- Looking Back At The Future 公式サイト(英語)
- バック・トゥ・ザ・フューチャー 25thアニバーサリー Blu-ray BOX(ジェネオン・ユニバーサル)
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